スイス製 機械式ヴィンテージ腕時計 (70年代) OH済・3タイプのベルト付

LUCERNE (ルツェルン)
1970年代スイス製
機械式ピンレバーウォッチ
(なんちゃってクロノグラフ)

往年の機械式時計としては最晩年の製品です
石を用いない簡易なピンレバー式で、日本製クオーツに対抗するためにコストダウンして作られた廉価版機械式時計です
ムーブメントはともかく、デザインや文字盤の造作などは全盛期のスイス時計を思わせる出来栄えです

クロノグラフのような体ですが、上下のプッシュボタンは専らセンターセコンド(以下CS)のSTOP&GOにのみ用います
CSはストップウォッチの針ではなく事実上の秒針で、左にある謎の積算計と同様、リセットできません
2つの積算計はリセットはおろか停止も不可で、長短針に連動して作動しっぱなしです
元々そういう仕様のメカです

外観のほうは高級感があり、カチカチと駆動音も大きいので押し出し感は満点
ベゼルは手で回せます
夜光塗料はオリジナルの形状を保つものの退化して光りません
経年劣化やメンテに伴う小傷は散見されますが一応は未使用に近い品のようです
現状、本体にカラーリングを合わせたNATOタイプのナイロンベルト(新品)を付けています(18mm)
写真②の金属ベルト(未使用)、写真③の黒革ベルト(多少使用感あり)もお付けします
各バネ棒付き

腕のいい職人さんにOHしていただきましたが、なにぶん精密とは言い難いメカゆえ1日1～3分程度の誤差は覚悟が必要でしょうか
止まることはなさそうですが精度には期待できません
アクセサリー的な感覚で身に着けられることをお勧めします
定期OHや故障の節は機械式時計の修理ができる職人さんなら面倒を見てくれると思います
ちなみに修理費は高級時計よりはいくぶんは安価かと思います

1970年代前半 スイス製
直径 約38mm
(竜頭含 約40mm)
縦 約44mm(ラグ含)
厚さ 約13mm
ラグ幅 18mm
本体 真鍮+クロームメッキ
裏蓋 ステンレススティール
自重 約50g(ベルト含)

※同時に出品中の品は同型別物です。

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