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三人の巨匠 ツヴァイク
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三人の巨匠 ツヴァイク
柴田翔 神品芳夫 小川超
青少年時代，デーメル、リリエンクローン，リルケ等ウィーンの新ロマン派といわれた文学の雰囲気に育まれたツヴァイクは、若くして「新自由新聞」や「未来」誌に執筆し、二十歳前後ですでに詩人、翻訳家，劇作家として認められ、つづいて書き始めた短篇小説も成功したが、やがてバルザック、ディケンズ、ドストエフスキーという三大小説家を対象としたユニークな評伝を書きつづけた。このエッセイは、それまでに書かれた評伝とは異なった。ツヴァイク独自の着想と手法によって卓抜な視点を打ち出したもので，『デーモンとの闘争』『三人の自伝作家』とともに三部作「精神世界の建築家たち」の第一部で、1919年に発表された。ツヴァイクの著作の外的成功の道をひらいたものである。本巻にはこのほかに、評伝『モンテーニユ』を収める。モンテーニュの生きた時代と、彼の境遇。性格，主義・思想に多くの共通点を見出したツヴァイクは彼を、この世のすべての「自由なる人間」の太祖、守護者、友である、と考え、1942年この評伝を書き上げてまもなく自ら生命を絶ったのである。
#ツヴァイク#柴田翔 #神品芳夫 #小川超
初版
ヤケあります。
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