★これはあなどってはならないCORAL EX-102AVが放つ羊の皮をかぶった狼

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CORAL EX-102AV

　このスピーカーが登場した時に誰もが
　「なんだ、コーラルも流行に合わせてこんなのをつくるか！」・・・

と、想像もついて行かないようなちょっと軽い感じのデザインで、時はデジタルのAVも流行りだしていた時代に思うものがあった。　

　そんな登場にどこか見下したようにかつての花形のコーラルの姿からを想像する人も多かったのでしょう。



　確かにそんなAV時代への対応を図った2ウェイスピーカーシステムである事には間違いない。


　で、思う事とは「この大きさ」「この形のイメージ的なもの」「デザインもコーラルらしくないような軽い感じのメインでないスピーカー」・・・などなど、そんな思いをさせてしまうようなコーラルには程遠いような出で立ちであります。

　
　私もその一人。当時からバカにしていた機種でもありました。それは聴くに至らずのイメージですでに決めつけていたからであります。
　ご存知のように1986年と言えばコーラルも苦しい経営時期に置かれていて、売れるものなら何でも作っちゃうのか？とも感じさせられるほどのかつての華やかなイメージはない。　だから、そんな時代の中で登場して来たEX-102AVは「コーラルもここまで来てしまったか」と、勝手な思う気持ちで冷ややかに見ていたのも正直なところでした。


　しかし、このコンパクトであたかも形だけの音もそのレベルかなと思う中で、その1台の値段がやけに高い。コーラルのこの時代の時には他のメーカーもまねの出来ないほどリーズナブルな設定で各社への影響力が及んでいた割には、高いの事への不思議があった事と、そのツイーターの大きさとその質の良いユニットに思うものがありました。


　低域には14cmコーン型ウーファーと高域には3.6cmハードドーム型ツィーター。

　実際保有してみれば、何ともあなどってはなりません。　ここには確かなコーラルの音質があったのには驚きが続きます。


　大型3WAYスピーカーにも迫る音質で貴方を虜にするでしょう。



外形寸法幅190x高さ290x奥行185mm





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